- いつから活動を始めましたか?
- 2006年「若いアーティストを育てる演奏会」実行委員会として発足。2021年に名前を改め、MUSIC&ART Classicとしました。
- 主に演奏会を行う場所はどこですか?
- 静岡県掛川市 茶の蔵かねもティーカルチャーホール
- どんな演奏会を行ってきましたか?
- クラシック音楽。ピアニストを中心にヴァイオリン、チェロ、フルート、サックス、室内楽など。
- 個人や団体としての最大の特徴はなんですか?
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世界3大ピアノのひとつであるベーゼンドルファーのピアノを中心にサロンコンサートをしています。
また、2012年から掛川市の老舗 茶の蔵かねもさんのティーカルチャーホールで行うようになってからは、演奏会を開催するときに同時開催でアートの展示もしています。
そして、開演前、休憩中に掛川市名産の日本茶を堪能できます。
5感をすべて使えるような演奏会を企画運営しています。 - 個人や団体として今まで一番のビックイベントはなんですか?
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演奏会はどれも一期一会のものなので、一番をつけるのは難しいです。
私的には、かねもティーカルチャーホールでの最初の催し、「書とチェロ」です。
ちょうど金冠日食のころで、チェロのバッハの無伴奏を聴きながら、大きな筆を使い、フラットなホールで5m×3mくらいの紙に書を書いたときです。
音楽が宇宙とつながっていると鳥肌が立ちました。
他にも21世紀のピアニストの巨匠 バックハウスの使用したベーゼンドルファーModel290の1898年製のピアノを使った演奏会では、会場のお客様と演奏家と音楽がひとつになっていく興奮を何度も味わいました。 - 演奏会を行う上で、絶対に欠かさないマイルールはなんですか?
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演奏家があの会場で(あの楽器で)弾きたいと思うプログラムを用意していただくこと。
お客様に「また聴きたい」と思ってもらえるおもてなし(?)をすること。 - 演奏会終了後どんな気持ちでお客さんに帰って欲しいですか?
- 今日の演奏会の興奮を誰かに伝えたい!と思ってもらえるようにしたいです。
- クラシック業界をどうしていきたいですか?
- クラシックの面白さを少しでも多くの人に知っていただけたらと思います。敷居が高い、どうやって聴けばいいのか、などひとつひとつの壁を少しづつ取り除いていく努力をして、豊かな気持ちを多くの人に持っていただけたらと思います。
- 10年後どんな活動形態になっていると思いますか?
- 世界的パンデミックによって、生演奏の演奏会や海外アーティストなどが貴重になりました。オンラインでの演奏会もありますが、生演奏で観客と空気を共にして初めて伝わってくる興奮やメッセージはエンターテイメントの最大の魅力ですので、ここがもっとクローズアップされて見せられると、オンラインと生演奏の住みわけがはっきり出てくるのではないでしょうか。
- あなたにとって音楽とは?
- 人生の友。または友達をつくるツール。
GALLERY
01.無伴奏チェロと書の融合は宇宙や時を超えた芸術を感じた。 02.<そこに関わる人すべてがひとつになり音楽を作った>という共通体験。 03.イ・ヒョクさんと弟さん、そして今田篤さんが演奏会後、突然即興でセッション。 04.今田篤ハイブリットピアノリサイタル企画で、お客様と演奏家がコロナ禍でもオンラインでつながる試み。
2022.01.27